中村さんのプロフィール
■昭和44年 三重県多気郡宮川村大杉谷に生まれる
■皇學館高校卒業
■尊敬する人物 坂本龍馬
■モットー(好きな言葉)一燈照隅
■現在 有限会社クロフネカンパニー 代表取締役
18歳の時、家出同然で単身上京、職務質問を受けた警官が友人第1号。弟のように可愛がられ、
仕事・食事の世話をしてもらう内に常連となった焼き鳥屋で人生の進路に影響を受けるリーダー
に出会う。焼き鳥屋で出会った男性は、大きな事業構想を持ち、そのロマンに惹かれ、その場で
弟子入りを決意、彼の商売(野菜の行商)を手伝い始める。
19歳の時、行商で得た資金を元に、六本木にショットバーを開店、店を任せられる。開店前に
某有名ホテルのラウンジでの修行を経験。料理長に熱意で接することで、バーのノウハウを
教えてもらう。21歳の時、三重県に戻り伊勢市で10席のショットバー「クロフネ」オープン。
お客様を徹底して喜ばせ大繁盛させる。現在、LIVING CAFE Kurofuneにて年間50組の
手づくり結婚式を行い、伊勢でダントツの人気№1店となる。自分の経験を活かした講演活動・
人材育成にも力を入れている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~ 講演の内容 ~~~~~~~~~~~~~~~~~
中村さんの講演はすごく聞きやすくて、時間を忘れるほど、面白可笑しく、そして感動的な
内容でした。そして、今の自分に欠けているものは何かを教えていただいたような気がします。
ちょっとだけ内容を紹介します。
★ご自身の話
軽トラでの野菜売りをしていた時に、師匠の周りに人が集まってくるのをみて不思議に思った。
いくら野菜が高くても売れる。それは野菜を見ているのではなく、師匠の人間性(人間力)を
見て、信じて買いに来ている。人間力を磨くことが大事。
これまで、商売で成功した人たち、儲けた人達を長年、継続して観察してきた。その後も成功を
続けた人達に共通してたことは、お金を人のためや地域のために使っていた。そうすると、いい
人材が集まってきて、本当に信頼できる人たち(仲間)と仕事や人生を楽しむことができる。
一方、成功が長続きしなかった人は、自己満足のためにお金を使ってしまい、身内の人が離れ、
最後には仕事もなくなってしまっているようだ。
今、北海道で引きこもりやニートの若者と農業をやっている。そこには一流大学出身者も多い。
なぜ、そんな人たちがくるのか?一流大学を出た子供達(本人たちいわく)は、幼稚園から大学
まで常に受験勉強に明け暮れる。他の子供たちを蹴落として、自分だけ良ければよくなる。他の
子供達が乗っているバスが事故になればいいなどと思うようになる。そんな子供達が就職しても、
今まで人を喜ばすことをしたことがないので、満足に仕事ができず、会社の中でも窓際に追い
やられ辞めることになる。受験に追われて、人間力を磨いてこなかったのが原因。農業を通して、
いろんな人達と共同生活を送りながら、農産物とともに人間力を培っている。
★人間力を高める4つの鉄板ルール
返事は0.2秒
頼まれごとは試されごと
できない理由を言わない
今できることをやる
最後に印象的だったのが、両親が夫婦喧嘩をしたのを見たことがないこと。いつも、互いを思い
やり、そのあとには「ありがとう」の感謝の言葉。やってもらうと、やってあげたくなる、その
繰り返し。「ありがとう」の応酬、お金もかからず、それだけで雰囲気がよくなり、家庭が明るく
なる。また、外で働いている父親は、仕事の愚痴や疲れたなどと言わない方がいい。子供はそれを
小さい頃から聞いているので、それを言い続けると、子供は自然と、仕事はつまらないものと思い
込んでしまう。親が楽しく仕事をしないとダメ。中村さんの子供(中2)は、高校は行かずに早く
仕事をしたいと言う。その理由は、中村さんや周りの大人たちが、本当に楽しそうに仕事をして
いるのを見ているからだという。
鉄則はもちろんのこと、子供を持つ親の責任として、仕事や人生を楽しんでいる姿を見せて、
子供達の未来が明るく、切り開けることを伝えていければ最高ですね。
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