昨日は私が所属するサッカーチームの新年会があり、三男と長女を連れて参加しました。
うちのサッカーチームは障害者と健常者が一緒にプレーする珍しいチームです。
チームの代表はCP(脳性まひ)サッカーの元日本代表。チームには脳性まひ、知的障害、
肢体不自由、聴覚障害など様々は障害を持ったメンバーが所属しています。
昨日は障害を持った新メンバー(言い方が適切でないかもしれません)が参加してくれました。
その彼は幼いころ重度のヤケドを負って顔や腕などに重い障害が残ってしまいました。
最近の話で、彼が町を歩いているときに、あるサッカーチーム(高校生)を乗せたバスが走って
きて、ちょうど赤信号で彼の横に止まりました。すると次の瞬間、バスに乗っていた数人の
高校生が彼に向って酷い言葉を浴びせてきたそうです。一緒にいたうちの代表が反論しましたが、
信号が青に変わりバスは走り去ったとのこと。
多少慣れているのかもしれませんが、彼はそんな酷いことがあってもめげません。もし自分が彼と
同じシチュエーションであったら、引きこもりになってしまいそうです。
うちの代表が言ってましたが、いくらサッカーの技術を身に着けても、人として内面的な部分が
欠落していたら、一流の選手にはなれない。その人からサッカーをとったら何も残らない。
指導者はサッカーを教える前に、人として必要なものを教えるべきではないか!!
私もそう思います。
話を新年会に戻しますが、今回、三男(9歳)と長女(5歳)を連れて行ったのには、ちょっと
した理由がありす。私は障害があるなしに関わらず、みんなが暮らしやすい社会、優しい社会に
なってほしいと常に願ってます。それには子供の頃から、きちんと障害について学んでほしい
と思ってます。その一環として、うちのチームの練習や会合にできるだけ子供たちを連れて
行って、みんなと触れ合う機会を作っています。その時に、子供から障害のことを聞かれれば、
その人とその障害について説明をします。今回、新たしいメンバーが参加するので、子供の
様子をみていましたが、普通にみんなと接していて、特に新しいメンバーについて聞かれる
こともありませんでした。こんなことを、これからも続けていこうと思います。
小さい頃から、障害のある方と接することで、障害が特別ではなく個性に見えるようになって
ほしいし、そんな子供たちが増えれば、きっと将来、優しい社会を作り上げることができる気が
します。
ちなみに、新年会は一軒家をかりて、自分たちで料理をして食べ飲みしました。メニューはヤミ鍋
(タラ、エビ、豚肉、鶏肉、白菜、エノキなど)、焼きそば、オードブル。
みんな美味しくいただきました。