家族プラスアルファで、新潟県津南町周辺へ、大家族旅行に行ってきました。
そこには、私が勤めている会社の保養所(バンガロー)があり、そこに宿泊しながら、
周辺観光、バーベキュー、釣り、花火、温泉などを楽しんできました。
1日目は移動に半日かかり、実際に活動したのは午後。まず、初めに行ったのが、「キョロロ」。
「キョロロ」と聞いて何を想像しますか?「トトロ」じゃないですよ。「キョロロロロ……」と
鳴く鳥がいます。その名は「アカショウビン」、山間の渓流に生息するカワセミの仲間、日本に
繁殖のために渡ってきます。前置きが長くなりましたが、その鳴き声の名前がついた博物館が
新潟県十日町市(旧松之山町)にあり、そこで遊んできました。
ちょうど、夏休み企画の「クワガタ・カブトムシ展2012」をやっていて、子供達は大はしゃぎ。
世界各地のクワガタ・カブトムシを観察し、その後は「クワカブルーム」に入って、在来の
カブトムシ、クワガタムシ(ミヤマクワガタ、コクワガタ、ノコギリクワガタなど)を触りまく
りました。私も童心にかえって、子供をそっちのけで楽しんでしまいました。カブト・クワガタの
絵を書くと昆虫カードがもらえると聞いて、みんなでスケッチ。みんな、それぞれ特徴を捉えた
いい絵を書いてました。残念ながら、その絵の写真を撮り忘れて提出してしまい、せっかくの
思い出を残せませんでした。カードより絵の方が大事なのに…(笑)。

クワガタルーム:カブトムシ、クワガタが触り放題~最高です!!

カブトムシ

ノコギリクワガタ

みんなでカブトムシ・クワガタムシの絵をかきました。
館内には、松之山町に生息する両生類・爬虫類の飼育展示、植物の解説、志賀夘助氏の日本・
世界のチョウのコレクションなどがあり、それらをじっくり拝見し、最後は高さ34メートルの
展望台に階段で上って、町を一望しました。町といっても、見えるのは山と耕作地だけです。
ここに来たのは2回目ですが、いつ来ても子供から大人まで楽しめる博物館です。また、近くに
有名なブナ林、その名も美人林があります。今回は行けませんでしたが、春先の林床に残雪が
残っている風景が一番きれいですね。
ここ松之山町は新潟でも有数の豪雪地帯で、多い時には5mを超える積雪だそうです。
子供が背比べをしてみました。写真をご覧ください。こんな感じです。

志賀夘助氏のコレクション。とてもきれいで芸術の域ですね。ただ、私はチョウ・ガが苦手です。

34mの展望台からの眺望。

左の黒い目印が1mピッチの距離票、ん~雪国育ちの私でも、ここでの生活は無理かも~。

森の学校「キョロロ」全景。建物の外壁は鉄で、かなり錆びています。でも、これは機能性と
デザインを兼ね備えていて、外壁はコールテン鋼という表面の錆が内部に侵攻しない特殊鋼で
できていて建物全体が「サビ」に覆われている。
続いて、津南町にある環境省日本名水百選にも選ばれている「竜ヶ窪」に行きました。
「竜ヶ窪」は大きさ、長形220メートル、短形70メートル、水深1.5メートルから2.0メートルの
細長い沼状になっており、水量毎分30トン、日量43,000トン。約1.2ヘクタールの沼は1日で全て
入れかわることになり、決して濁ることなく沼水を清冽な状態に保っているそうです。
水温は湧出口の付近で最も低く6.5度から6.9度、水面中央部で11.0度でかなり冷たいです。
沼の周辺はブナ、ミズナラなどの落葉広葉樹に囲まれ、ちょっと鬱蒼とした感じです。今回は
夕方だったのですが、沼の表面から霧が立ち込め、本当に龍が出てきそうな神秘的な雰囲気
でした。

「竜ヶ窪」

「竜ヶ窪」、沼一面に霧が立ち込め、何か出てきそうな雰囲気。
初日の最後は、「竜ヶ窪」の近くにある「竜ヶ窪温泉・竜神の館」(日帰り温泉)で疲れを癒し、
保養所に行きました。つづく。

津南町の萌木の里にある会社の保養所、と言ってもバンガローみたいな感じです。