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今度は三男とサイクリング

先週、長男と花見がてら「新潟市 食育・花育センター」に行ってきました。

長男はその施設がとても気に入ったらしく、食事の度に楽しそうに話してくれます。

それを聞いた三男が「自分も行きたい!」と言うので、三男を連れて行ってきました。

もちろん自転車で。

先週行った時は、水仙がきれいに咲いていましたが、昨日は色とりどりのチューリップが

咲き乱れていました。館内では、食事のカロリーをチェックするコーナーがあり、三男が

食べたいものをトレーに乗せます。それをチェッカーにかけると、その食事の摂取カロリーが

出ます。三男が選んだ食事は、カレーライス、カツ丼、餃子、コーヒーのミルク、砂糖?、

ドレッシング。どう見ても食べすぎだろう!結果は1957Kcal、8才の目標摂取カロリーの

3~4倍でした。三男の将来の体型が不安になりました。

そのあとは、近くのコンビニでアイスを買って食べて、サッカーの試合が行われている

ビッグスワンを横目で見ながら帰ってきました。残念ながら、今日もアルビレックスは

ホームで負けてしまいました。


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頑張って自転車をこぐ三男

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三男が食べたい物をトレーに載せました

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どう見てもカロリーオーバーだろう!

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色とりどりのチューリップ

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色とりどりのチューリップ

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施設をバックに

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南相馬も春爛漫

仕事で南相馬に行ってきました。

川や山での仕事で、放射線量が心配だったので、瞬間的な線量を測定する「空間線量計」と

受けた線量の総量を計る「積算線量計」を携行しました。ホットスポット的に高い所はあり

ましたが、ほとんどは町中の線量と同じ程度で安全に任務を終了することができました。

南相馬市の町中の線量は0.3μS/h程度、原発から30~40km離れた地点。

ちょっと驚いたのは、車で移動中も空間線量計をつけていたら、南相馬市よりも原発から

離れている福島市などが0.6μS/hで南相馬市の倍の濃度。この値は、私が実際に測定した値

ですが、公的機関が測定した値と同じでした。一概に距離が近いから高いのではなく、風向き

や地形が大きく関係しているようです(以前ニュースでもやってましたが)。早く空間線量が

低くなり、安全に暮らせるようになることを祈るばかりです。ただ、チェルノブイリの例を

見ると空間線量が低くなっても耕作などは厳しいのかなと感じます。また、放射線の子供への

影響が全く分からないので、子供はできる限り、別地域での生活を送ってほしいし、国や東電は

それを責任持って率先してやるべきです(以前のブログでも書きました)。

話しは変わりますが、今、南相馬は桜やレンギョウ、モモなどの花が咲き乱れ、春爛漫です。

初日は天気も良く、花見日和でした。写真は2日目の曇りで、うまく写真で表現できません

でした。毎年7月下旬に、国指定重要無形文化財の相馬野馬追が開催されます。私は歴史好き

(特に戦国時代)なので、一度は見てみたいと思ってます。できれば、馬上から町を眺めて

みたいです。

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本陣山から市街地の眺め 遠くにも桜が見えます。

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本陣山から市街地の眺め 錆びたトタン屋根がなければ…

インフォメーションです

CPサッカー日本代表チームが新潟で強化合宿、4/29には我が「PALRABOX」と

親善試合を行います。



10年前の2002年、日韓合同で開催されたサッカーの祭典FIFAワールドカップ。

最終日の6月30日、横浜では「ブラジル対ドイツ」の決勝戦が行われましたが、

同じ日に新潟スタジアム・ビッグスワンで「もうひとつのワールドカップ・

CPサッカー日本対韓国の国際親善試合」が開催されていたのをご存知でしょうか?

CPサッカーはパラリンピックの正式種目にもなっている障害者の団体競技で、

CPは脳性まひのこと。日本では脳性まひ者7人制サッカーとも呼ばれています。

海外では「Football 7-a-side」と呼ばれ、FIFAにも認定されている国際的な

スポーツですが、日本は2000年にやっと代表チームが発足したばかり。

この日の試合も全力を尽くしましたが、CPサッカーの環境においては10年進んでいる

韓国に0−2と惜敗しました。


あれから10年〜CPサッカー日本代表チームが4月28(土).29(日).30日(月)の三日間、

新潟県聖籠町で強化合宿を行うために来県します。

W杯アジア最終予選に向けて合宿に入ってる日本代表や、ロンドン五輪に向けて

頑張っている、なでしこジャパンとともに、CPジャパンもぜひ応援してください!


そんなCPジャパンを直接応援できる練習試合が、29日(日)に新潟市江南区であります。


日時:2012年4月29日(日) am 9:30より

場所:新潟県立江南高等特別支援学校グラウンド

対戦相手:PALRABOX パラボックス(新潟)

そもそも、CPサッカーの日本代表チームはたった一人の青年の夢から始まりました。

夢を抱き続け、日本全国に仲間を募り、時には日本サッカー協会にアポなしで乗り込み、

多くの人の賛同と協力を得て、それを成し遂げた人物が新潟にいます。

2002年の日韓戦でもキャプテンを務めた、CPサッカー・元日本代表 大橋佳介です。

大橋佳介が1996年に新潟の仲間たちと立ち上げたチームがPALRABOX(パラボックス)。

障害者と健常者が一緒にサッカーを楽しんでいる全国でも珍しいチームです。

日本のCPサッカーの原点ともいえるPALRABOXと最進化系全日本代表チームとの戦い!

まさにCPジャパンの新旧対決ともいえる、夢の対戦!!ぜひ足をお運びください!

※試合に関する問い合わせは「PALRABOX」で検索、HPのメールフォームからお願いします。

※会場は駐車第数が限られますので、なるべく公共交通をご利用ください。

(JR亀田駅から徒歩10分。県立新潟向陽高校向かい)


PALRABOX パラボックスHP http://www10.plala.or.jp/palrabox/top.htm
参考資料「パラボックスの挑戦」 http://alliance2002.web.fc2.com/salon/00_02/no_17.html
日本脳性麻痺7人制サッカー協会HP http://jcpfa.jp/
新潟県立江南高等特別支援学校HP http://www.konan-tk.nein.ed.jp/

ちょっと違和感

昨日の朝、京都府亀岡市の府道で、集団登校中の小学校の児童ら10人が軽乗用車に

はねられ、2人が死亡するという痛ましい事故がありました。子供を持つ親として、胸が

張り裂けそうな思いです。亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

今朝、玄関の新聞を手に取り、リビングで新聞を広げてびっくりしました。昨日の痛ましい

事故の記事が1面で伝えられているのだろうと目をやった先には「放鳥トキ、ひな3羽に!」。

すごく「違和感」を感じ、ショックを受けました。新聞、テレビ、マスメディアは、この

ような痛ましい事故を二度と起こらないように、「トキ」よりも先に、もっと伝えなければ

ならないことが沢山あるのではないか!と私は思いました。しかも、いまのトキは日本在来

のものではなく、すべて中国から譲り受けた移入種です。もう、日本のトキは絶滅したん

ですよ。なぜ、そんな移入種にお金(税金)をかけるのですか?やっていることが滅茶苦茶

です。ちょっと、感情的になってしまいました。今日は、朝からスッキリしない一日でした。

息子とデートしました

昨日は天気が良かったので、長男に「一緒にサイクリングに行こうか?」と誘ったら、

二つ返事で「行きた~い」と。目的地は、近くの鳥屋野潟(湖)。と言っても1週10km以上

あります。鳥屋野潟の周回道路沿いにはソメイヨシノが植樹されており、昨日はちょうど

満開でした。


20分ほど走ったところでちょっと休憩。昨年完成した「新潟市 食育・花育センター」。

この施設の説明:「食育・花育センターは自然豊かな鳥屋野潟を臨むロケーションで、新潟市が

誇る「食と花」を一体的に学ぶことができる施設。新潟の美味しさ、美しさ、豊かさを発掘する

目を育て、心と身体の健康づくりを市民運動へと展開していく拠点施設を目指しています

(市ホームページより)。」

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<新潟市 食育・花育センター>


中には食育・花育についての展示室、調理室(学習室)があり、遊び感覚で料理体験ゲームや

料理サンプルを使って食育体験ができるようになってます。また、四季の花々を楽しむことが

できるアトリウム(吹き抜け)があり、空中庭園のような心地よい空間になっています。

花や食(地産地消など)に興味のある方は、楽しめる施設だと思います。

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<食育・花育について分かりやすく説明書きされている>

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<食育・花育について分かりやすく説明書きされている>

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<室内にもきれいな花々が飾られている>

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<アトリウム、2Fより撮影。開放感のある空間。>

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<アトリウム、吹き抜けの天井部分>


施設を後にして、鳥屋野潟沿いの遊歩道・サイクリングロードを桜を眺めながらペダルをこぐと、

アルビレックス新潟のホームグラウンド「東北電力ビッグスワン」が見えてきました。

今年はスタートダッシュに遅れてしまいましたが、これからオレンジ軍団の巻き返しに期待。

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<東北電力ビッグスワン>


ときおり、橋や高架橋に上って、上から桜を眺めました。長男とこんなにゆっくりと桜を眺めた

のは初めて。二人にとって、楽しいひと時を過ごしました。ちょっと、ショックだったのは、

長男は私よりも身長で10cmも低いのに、自転車のサドルの高さは同じ。昭和生まれと平成生まれの

違いか~。夜は家族で夜桜を見に行きました。ただ、強風でちょっとしか見れませんでした。

来週、リベンジしたいと思います。

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<国道49号の高架橋からの眺め>

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<桜のアップ>

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<潟沿いの道路の桜>

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<隣町、五泉市村松公園の夜桜>
    





春の訪れ

会社の近くにも、ようやく春の訪れが…

私の会社の前には池があります。昼休み、天気がよかったので行ってみると。

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<人工的に作った池です。農業用水路とつながっていて、いろんな生物が進入してきます。>

池の表面で動くものがいます。

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もう少し近づいてみると、メダカでした。

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<最近の研究で、日本には2種類のメダカがいることがわかりました。>

今ではあまり見ることができなくなりましたが、ここでは元気よく泳いでました。


池の水際にはミツガシワが芽吹いてました。

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<植えたものです。5月ごろに白い花を咲かせます。>


池をきょろきょろ見ていると、水面でヒメアメンボがまったりとしてます。

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池の土手にはタンポポが咲いていました。ようく見ると2種類あります。

ちょっと大きめのがっちりしたのは、在来のエゾタンポポで、きゃしゃなのは

外来種のセイヨウタンポポ。今はほとんどがセイヨウタンポポです。

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<エゾタンポポ、在来種です。春に花を咲かせます。>

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<セイヨウタンポポ、外来種です。冬以外、咲いてます。>


そして、ようやく桜が咲きました。まだ、3分咲きです。

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やっぱり春はいいですね。

ようやく春を感じることができた、心地よい昼下がりでした。

自分の身は自分で守る!

来週、仕事で地震・原発の被災地である南相馬市に行くことになりました。

南相馬市は、以前に比べて空間線量が低くなっていることもあり、30km圏内の一部も

避難解除されている状況です。ただ、その中でも水やゴミがなどが集積する側溝や

河川、低地ではホットスポット的に高い場所が存在します。知らないうちに、そういった

場所で仕事して被ばくしていることがないように、念のために測定器2種類を購入しました。

購入したのは、空気中の放射性物質を測定できる測定器「PA-1000 Radi(ラディ)、

HORIBA日本製」と、個人の積算線量を測定できる測定器「PDM-122、日立・日本製」。

早速、会社の内外で測定してみました。会社の中の測定値は0.053μS/時、会社の外(低地)

の測定値は0.101μS/時。以下にこの2つの値より年間放射線量を計算してみます。


室内の年間線量:0.053μS/時×24時間×365日=464μS=0.464mS

室外の年間線量:0.101μS/時×24時間×365日=884μS=0.884mS

※1mS(ミリシーベルト) = 1000μS(マイクロシーベルト)


両方の値も、以前に国が絶対安全と言った値の1mSを下回ってます。ちなみに、0.114μS以上で

年間積算線量が1mSを超えます。安全基準については、まだ統一的見解がなされていないので、

当たり前ですが、原発被災地での作業は極力、放射線を受けないよう自己管理が必要かと。

自分の身は自分で守る、念には念という気持ちで頑張ってきます。


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PA-1000 Radiで室内の放射線量を測定

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PA-1000 Radiで室外の放射線量を測定



理想と現実

先日(4月15日)、障害者サッカー体験教室を行いました。

毎月1回、障害児のサッカー教室のサポートをしていますが、大人を対象とした教室は

やっていませんでした。今回、周りからの要望や後押しもあり、開催することになりました。


大々的に広報を行ったわりに、事前の申し込みが全くないまま、当日を迎えました。

それでも、当日飛び込みで参加してくれるのではないかと、一縷の望みにかけてました。


蓋を開けてみれば、障害者の参加は2人。そのうち一人は富山で活動している知り合い。

事前の広報(チラシ配布)、新聞等の広告など、できる限りのことをやっての結果。

人集めの難しさを痛感したイベントとなりました。

ただ、これで終わりではなく、今年は7月と10月にも実施予定なので、今回の結果について

チームで原因を話し合い、対策を考え・実行したいと思います。


今、私が感じているのは、不特定多数への広報も必要ですが、障害者へ直接的に伝えるような

広報も同時にしたほうがいいのかなと。例えば、障害者施設、作業所、障害者就労先(一般企業)、

障害者交流施設。また、障害者スポーツに携わっている人達へ協力要請、関係している障害者

の方々に広報してもらうなど。障害者と関わりのある公的機関、社会福祉協議会との連携、

情報提供など。とにかく、障害者および障害者と関係のある人と広くネットワークで繋がることが

一番大事なんだと、今回はしみじみと感じました。


今回の障害者サッカー体験教室のメニューはこんな感じでした。
1.長めの準備体操
2.ボールタッチ
3.パス練習
4.シュート練習(サーキット形式)
5.鳥かご
6.ミニゲーム

参加してくれた二人は、楽しくサッカーができ、次回も是非参加したいと言っていました。

次は一人でも多くの障害者の方とサッカーを楽しみたいと思います。

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初めての参加の佐藤さん。以前、足を痛めて歩くのも困難だったのが、思いっきり走って、
サッカーを楽しんでました。また、遊びに来てください。

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富山から駆けつけてくれた森田君。クラッチでバランスをとって、巧みにボールをさばきます。


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ミニゲームの様子。健常者、障害者が一緒にプレーを楽しみました。


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森田君と佐藤さん。すがすがしい笑顔です。


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最後は、みんなで記念撮影。

お父さんも頑張らなきゃ!

最近、ちょっと感じることがあります。

先日、長男の入学式に参加してきました。入学式が終わり、親と先生の懇談会があり、

周りを見ると出席者10人のうち9人が母親で、私一人だけ父親。ちょっと、びっくり

しました。毎月1回、障がい児フットサル教室をやっていますが、その子供の親も全て

母親。今日、ぷれジョブという職業体験の定例会がありましたが、その参加者も私以外

全て母親。ちょっと、お父さん達、子育てを母親に任せすぎてませんか!私も人の事を

言えるほど頑張っているとは言えませんが、もっと父親も時間があれば積極的に参加

してほしいものです。両親で参加することで、家庭内でコミュニケーションも増えて

いいのではないかと私は思います。私も含め、お父さん、もっと子育てに参加しましょう!

海に行ってきました~

二日間、船に乗って海の上で仕事をしてきました。

海で仕事するのは、もう15年ぶりで、船酔いが心配でしたが、初日はいつになく快晴で

海は「ベタなぎ(全く波がなく穏やか)」状態。気持ちよかったです。

二日目はちょっと波や風が出てましたが、それでも大荒れにならず、無事、仕事ができました。

仕事の内容は、海水を採水して水質調査、プランクトンなどの生き物調査です。ひたすら水を

採水して容器に詰める単純作業。プランクトンは大きなネットを船で曳いて採集します。

ちょっと曇り空でしたが、海上から新潟の町や遠くの山々がきれいに見えました。

港に帰る途中ですごいものを見てしまいました。なんと、船に向かってイルカが泳いできました。

残念ながら写真は撮れませんでしたが、船長さんの話しだと、運が良ければ5月くらいまで

「イルカ」が見れるそうです。日本海でイルカが見れるとは思いませんでした。

ラッキーな二日間でした~。


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港から出航!


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海上から新潟市街の眺め


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ウミネコが餌を欲しそうに船の周りをウロウロしてます。
ウミネコじゃなくて、イルカの写真を撮りたかった!

長男の入学式に行ってきました

4月9日、今週の月曜日に長男の入学式があり、出席してきました。


生まれた時は成長が遅く、言葉を発したのは1歳半。言葉と言っても「うー、あー」

という程度。何となく気にはなっていましたが、まさかとは思いながらも信じたくない

二人(私と妻)でした。


小学校にあがる時、教育委員会?による知能検査を受けました。結果は、普通の小学校に

行けるかどうかボーダーラインで、普通の小学校に行くのか、養護学校に行くのかは家族で

決めていいと言われ、ショックで目の前が真っ暗になったのを覚えてます。


二人で出した答えは、普通の小学校に通わせること。

まだ6歳だし、これから頑張れば、他の子供と同じように成長するだろうと信じてました。

長男は学校から帰ってくると、妻と二人で一生懸命、時間をかけて宿題と課題をやりました。

小学校低学年のうちは、日々の努力で何とか学校の授業についていけましたが、高学年に

なると徐々についていけなくなり、卒業の頃には、周りの子供と大きな差ができていました。


中学校に入ってからも、私と妻は、長男が頑張れば普通高校に行けると信じてました。

私は何の根拠もなく、普通高校に行くのが当たり前と思ってました。中学校には、

普通学級の他に特別支援学級がありました。9割以上の生徒は普通学級で、残りの1割の生徒

(知的障害や発達障害など)が特別支援学級で勉強してます。長男は入学当初はほとんどを

普通学級で授業を受け、苦手でついていけない授業だけ特別支援学級で受けてました。それが

2年生になる頃には、その逆の状態で、ほとんどの授業を特別支援学級で受けている状態に

なりました。

彼は野球が好きだったので野球部に入り真面目に練習していました。それが、徐々について

いけなくなり(もともと運動が苦手)、2年の終わりには退部しました。

学習面でも部活でも周りの友達についていけなくなり、イジメにもあったようで、彼の中に

かなりのストレスが蓄積されました。


それの結果、登校拒否という形で表れました。


最初は私が強い口調で言い、強制的に家から叩き出したりして学校にいくこともありましたが、

結局、週に1日、2日行けばいい方。途方に暮れ、学校からの助言で、親子3人で児童相談所に

行き診断してもらいました。診断の結果は、軽度知的障害でした。この結果を聞いて、私と妻は

思ったほどショックは受けず、やっぱりという思いもありましたが、一番は吹っ切れた感じが

ありました。ここで、私たちは彼に対する認識を変えることができました。彼はやればできると

信じてやらせてきましたが、彼は一生懸命に頑張ってもそれ以上できない限界にきていたんだと

思ったのです。彼は本当に頑張っていて、頑張っても頑張ってもできない状況を分かってほしくて、

そのサイン(登校拒否)を出していたんだと。それを何も感じて理解してあげられなかったのは、

親として失格でした。


3年生になり、進路を考えた時に、彼にとって一番大事なのは、将来の自立に向けたステップと

しての高校、そんな高校に入れたらと考えて出した進路先は特別支援学校。

そこは単なる特別支援学校ではなく、特に就職を考えた学級があると聞き、妻と二人で「そこだ!」

と思いました。

何とか、その高校に合格し、今は将来の就職に向けて職業体験(ぷれジョブ)に参加し、楽しく

活動してます。また、今年初めから新聞のコラムをパソコンで打って内容把握、音読の練習を

続けています。


入学式では、いままでのそんな思いがよみがえり、本当に感慨深いものでした。彼は早速、

クラスメートと名刺を交換して、友達になってました。彼にとって、一生を左右するであろう

高校3年間を、楽しく精一杯満喫してほしいです。


そのためのサポートを今まで以上に頑張ろうと家族で誓い合った4月9日でした。


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戦友から幻の酒「田酒」をいただきました!

戦友って言っても、本当に戦争で戦った友ではありません、会社の同僚です。

今年の3月31日で退社した同僚です。彼とは10年以上の付き合いで、今の会社に入る前から

生物関係の事でお互いに情報交換したり、技術を磨いてきました。彼は自分の知っていることは

何でも丁寧に教えてくれて面倒見のいい人でした(私よりも3歳年下ですが)。2年前に、

私が彼のいる今の会社に入って、右も左も分からない状態のとき、いつも助けてくれました。

私の仕事は現場が多いのですが、現場ではいつも彼と一緒で、その時は家族よりも長い時間、

一緒に過ごしました。昨年の冬、とりまとめで忙しくしていた時に、突如、彼に予想だにしない

でき事が起きました。彼の妹さんが脳梗塞で倒れて、意識不明の状態で病院に運ばれ、これから

手術だとというのです。彼はすぐに故郷の青森に向かいました。手術は成功し、意識は戻った

ものの、重い障害が残りました。彼の実家では、妹さんのために家をリフォームし、迎え入れる

準備をしたそうです。でも、両親が高齢になってきて、実際に妹さんの面倒を見る人がいません。

彼は決心しました。妹さんのために故郷に戻って、妹さんの面倒を一生見ることを。彼には

妻子もいますが、家族全員、彼の決断に賛同して、青森の生活を逆に楽しみにしているそうです。

私にとっては、一緒にやってきた戦友を失うのは非常に残念で、今後の仕事も不安な面も多々

ありますが、彼の英断にエールを送りたいと思います。そんな彼から、逆にお礼の「しるし」

として、地元・青森の銘酒「田酒」をただきました。私は何度も青森に行ってますが、酒屋、

スーパーなど目ぼしい店を探しましたが、見つけることはできませんでした。私にとって幻の酒

です。日本酒好きの友達を集めてじっくり味わいたいと思います。彼の門出に乾杯!!

田酒
彼が使っていた顕微鏡をバックに記念撮影



障害者サッカー体験教室のご案内

先日もご案内しましたが、再度ご案内させていただきます。

ありがたいことに昨日の新潟日報にも掲載させていただきました。


私が所属するサッカーチームPalrabox主催で、障害者サッカー体験教室をやります。

我がPalraboxは障害者と健常者が一緒にプレーするサッカーチームです。

毎月1回、障害児のサッカー教室のサポートをしていますが、大人を対象とした教室は

やっていませんでした。今回、周りからの要望や後押しもあり、開催することになりました。

興味のある方は、是非、ご参加のほど、よろしくお願いします。



障害者サッカー体験教室2012

日時:平成24年4月15日(日) 15:00~17:00,7月15日(日),10月21日(日)

場所:新潟ふれ愛プラザ内の体育館(新潟市江南区亀田向陽1-9-1)

参加費:無料(ただしスポーツ保険は別途必要です)

対象:身体障害のある18歳以上の方(18歳未満の方でも保護者同伴で参加できます)

用意していただくもの:運動できる服装、室内用運動靴

申込み・問い合わせ:TEL 090-3401-7215(井関),E-mail:palrabox@hotmail.com



魚沼地方はまだ冬?

今日は、ちょっと仕事で魚沼地方(中越地方)の三国川ダムに行ってきました。

三国川は何と読むか分かりますか?実はこれで「さぐりかわ」と読みます。

三国川ダムは、新潟県南魚沼市(旧・南魚沼郡六日町)、信濃川水系三国川に建設されたダム

です。高さ119.5メートルのロックフィルダムで、洪水調節・不特定利水・上水道・水力発電を

目的とした多目的ダムです。ダム湖表面には、まだ雪が積もっていて、全く水面が見えません。

周辺の山々も、まだ雪が多く残っており、春はもうちょっと先のようです。

三国川ダムから南魚沼市に向かって車で走っていると、右手に猛々しい山が見えてきました。

「八海山」です。標高1,778mで、峰続きの「中の岳」、「越後駒ヶ岳」とともに越後三山と

して有名です。NHKの大河ドラマ「天地人」のオープニングで妻夫木聡が山の上に立っている

シーンがありましたが、その山が「八海山」です。八海山の名前の由来は諸説あるようですが、

山頂近くに岩峰が八つある(八ツ峰)、かつて小さな池が八つあったなどだそうです。写真を

ようく見ると、峰が八つあるように感じます。八海山へはロープウェイで標高1,147mの4合目

まで行けるようなので、今度家族で行ってみたいです。

「八海山」で忘れていけないのは、銘酒「八海山」です。八海山の麓に酒蔵があります。どの

種類も淡麗辛口で、とても飲みやすいお酒です。以前、日本酒ブームが起きた時は、2,000円の

普通種が東京で10,000円にもなったという話を聞いたことがあります。今では、新潟の酒屋

に行けば普通に手に入ります。私のお勧めは「八海山 純米吟醸酒」一升瓶3,600円くらい。

ラベルもシンプルでかっこいいですよ。


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三国川ダム


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八海山

福島潟にちょっと寄り道しました

今日は仕事で現場の下見があり、その帰りに福島潟に寄ってきました。

福島潟は越後平野の中央部を流れる阿賀野川の東側、新潟市北区(旧豊栄市)にある

淡水の湖です。福島潟には10以上の河川が流入し、一方、流出河川は1つしかなかったため、

度々水害に襲われてきました。その打開策として、海に直線的に流す放水路が建設されました。

それ以降、洪水が起こりそうなときは強制的に排水することがで、水害を免れることができる

ようになりました。


福島潟は193ha(1.93㎢)、ゴルフ場2つ分の広さがあります。ここは、冬鳥の越冬場所に

利用されており、特に国の天然記念物のオオヒシクイは約3000羽飛来します。また、越冬中の

カモを狙って、オジロワシ、オオタカ、ハヤブサなどの猛禽類も採餌に現れます。


今日は偶然にもオオタカの幼鳥に出会うことができました。オオタカは主に中型の鳥類

(ハト、カモ等)や小型の哺乳類(ネズミ)を食べる猛禽類で、「種の保存法(法律)」で

国内希少野生動植物種に指定され、環境省や新潟県においては絶滅危惧種(準絶滅危惧)に

選定されている重要種です。

オオタカの幼鳥の特徴として、胸に縦の縞模様(縦斑)があります。これが成鳥になると、

この縞は細い横の模様に変わります。この幼鳥は去年の春に生まれた個体で、まだ1歳です。

警戒心がなかったので、近づいて撮影することができました。撮影しながら観察していると、

カラスがオオタカに寄ってきてイタズラしていました。本来、1対1の状態では、断然オオタカの

方が強いのですが、カラスは集団になると怖いもの知らずで、集団で襲うことも多々あります。

また、これと似た感じで、小さい種や弱い種が強い種に対して攻撃する行動をモビングと言います。

特に繁殖期に縄張りを持った種がモビングをしていることが多いようです。これから鳥の繁殖期が

はじまります。運が良ければ、こういった光景が見れるかもしれません。


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オオタカの幼鳥:1歳


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オオタカの幼鳥:胸に縦の縞模様(縦斑)があります


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オオタカの幼鳥:幼鳥でも精悍な顔立ちをしてます


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オオタカの幼鳥:カラスにイタズラされてバランスを崩しました


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福島潟と五頭連峰


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福島潟と飯豊連峰

長男とトゲソの保護活動をしてきました

今日は長男と二人でトゲソ(イバラトミヨ)の保護活動に参加してきました。

保護活動の内容は、トゲソが生息する農業用水路の草刈り・泥上げです。トゲソは湧水が湧き出る

農業用水路に生息しています。湧水とともに泥も一緒に出てくるので、放っておくと水路の底に

泥が堆積して水深が浅くなってしまいます。水路の水深を保つために定期的な泥上げが必要

です。また、水路には最近、外来種のコカナダモが繁茂して在来の水草が減少しています。

この外来種駆除も定期的にしないとトゲソの生息環境が悪化してしまいます。今日はこの二つの

作業を行いました。

長男は水路内に繁茂したコカナダモをジョレンを使って除去。私は、ひたすら泥上げ。普段の

運動不足で腕はパンパンになりました。途中の休憩では焼き芋とコーヒーのサービスもあり、

このブレイクタイムで長男はダジャレンジャーになって大人の方々と交流を図ってました。

作業は地味ですが、このような地道な努力が小さな魚の保全に繋がってます。4月29日に恒例の

観察会がありますが、是非、関心のある方に参加いただき、少しでもトゲソの保全に興味を

持っていただけたらと思います。


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トゲソが生息している農業用水路。写真の上部から水が湧いています。


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長男も一生懸命、コカナダモの除草をしました。


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近くでは水芭蕉も咲き始めました。


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水路からの近くの山々の眺め(飯豊連峰方面)


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水路からの近くの山々の眺め(菅名岳方面)