fc2ブログ

久しぶりのバンディング

久しぶりにバンディングしました。

バンディングとは鳥類標識調査、野鳥に足輪を付けて、鳥の移動や寿命を知るための調査

のことです。 環境省が山階鳥類研究所に調査を委託し、資格を持ったバンダーと呼ばれる

ボランティアの調査員が捕獲・放鳥を行なっています。私も一応、調査員です。

今日、確認された鳥類は、スズメ(留鳥)、オオヨシキリ(夏鳥)、カシラダカ(冬鳥)の

3種でした。留鳥は一年中同じ土地にいてほとんど移動しない鳥、夏鳥とは繁殖のために日本

に飛来して繁殖が終わると移動する鳥、冬鳥とは越冬のために日本に飛来する鳥です。

こういった地道な調査が、鳥類の生態の解明・保護につながることを願いながら調査を続けて

いきたいです。

sDSC_6730.jpg
スズメ、捕獲してみると意外と大きいことに気付きます


sDSC_6742.jpg
オオヨシキリ、おもにヨシ(アシ)原で繁殖する夏鳥。ギョギョシ、ギョギョシと大きな
声で鳴いています。


sDSC_6747.jpg
カシラダカ、ホオジロに近い仲間。この鳥が渡ってくると秋の到来を感じます。


sDSC_6739.jpg
おまけ:ハラビロカマキリ。

スポンサーサイト



ダチョウの「あくび」

今日、親友からの手紙を見て、写真の撮り方を考え直しました。

以下、親友(のりたろう)からの手紙。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

写真が好きっていうのは、物を見ることが好きっていうことにつながる。

そうすると撮るだけじゃなく一生懸命、物を見るようになる。

写真は偶然と必然と両方あるのが、やっぱり、いちばんいい!

写真の最大の偶然が必然に変わるときっていうのがある!

いい写真を撮ろうとしないこと。

「あ」っていう写真をいっぱい撮っていくほうがいい!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「のりたろう」からの言葉を胸に、ダチョウの撮影に臨みました!!

最初は、ダチョウの全体像を撮り、適当にアップなんかを撮っていたら、

ダチョウがやってくれました。偶然にもダチョウの「あくび」を撮って

しまいました。

「のりたろう」に言われて気づきましたが、最近、ブログのために写真を

撮ることが多くなっていたような気がします。これからは、自然体で被写体に

向かっていければいいな~。

sDSC_2743.jpg
ダチョウの「あくび」

sDSC_2730.jpg
暑くて、夏バテ気味のダチョウ

カラスも渡ってきます!!

今日、会社の近くで、カラスの大群を見かけました。

普通、カラスというと、一年中いるハシブトガラスとハシボソガラスの2種類がいます。

この時期、冬になると、大陸から渡ってくるカラスがいます。それが写真に写っている

「ミヤマガラス」です。

ミヤマガラスは、ヨーロッパから中国にかけてのユーラシア大陸に広く分布し、日本には

10月から3月頃に冬鳥として渡来します。主に西日本に多いとされていますが、ここ5年

くらいで、新潟には約5,000~10,000羽ほどが飛来します。日中は農耕地など開けた場所で

採食し、夕方になると、ねぐらとなっている林や森に移動します。ミヤマガラスの特徴として、

在来のハシボソガラスやハシブトガラスと比べて、体が一回り小さく、くちばしの付け根の

皮膚が露出していて白っぽく見えます。この時期、集団でいるカラスを見かけたら、ほぼ、

ミヤマガラスと言っていいでしょう。今度、集団カラスを見かけたら、観察してみてください。

sDSC_3559.jpg
日中は水田などで餌を採り、夕方になると林に移動します。

sミヤマガラス
「ミヤマガラス」 くちばしの付け根が白いのが分かります。 

ミサゴ

今日は川で仕事していたら、上空を「ミサゴ」という猛禽類が頭上を通過していきました。

ミサゴ
ミサゴ

ミサゴは猛禽類の中では珍しく魚食性で、運が良ければ魚を捕るために川へダイビング

するのが見られることがあります。狩りが成功して、魚を手に持っている姿は、まるで

腹に魚雷を抱えている飛行機のようです。ミサゴの学名はPandion haliaetus

といい、パンダという名が入ってます。ミサゴをよく見ると、白と黒のツートンカラー。

まるでパンダのような鳥というので、学名がパンダの名が入っているPandion haliaetus

になったとか。この鳥の特徴は胴に比べて羽根が異様に長く、白黒のパンダ模様です。

今日は川仕事で体が冷えたので、温泉に入ってきました。十日町(旧西川町)にある

「千年の湯」です。

千年の湯
千年の湯

入湯料は500円、温泉はなんとなく天然ガスのような匂いが若干し、色は黒みがかっています。

温泉は旧新津市の花水、聖籠町のざぶーんに似た感じです。温度は41℃前後でちょうどいい

感じでした。露天風呂もあり、温泉を満喫できました。


バンディング2

先週に引き続き、バンディング(鳥類標識調査)の手伝いに行ってきました。

今日は、午前中だけでオオジュリン、カシラダカ、ベニマシコ、アオジなどがかかり、

足環を装着後、体重、計測を行い、放鳥しました。調査票には、種類、成鳥・幼鳥、

雄・雌などを記入しますが、これらの判別が種類によって違い、なかなか難しいもの

があります。私はまだまだ修行中です。また、上空ではオオタカの幼鳥がハシブトガラス

の集団に攻撃(モビング)されてました。

ベニマシコ
ベニマシコ

近くに草むらには、コガタスズメバチが飛んでいて、ちょっとびっくりしました。

今年は晩秋となった今でも暖かいので、まだ、活動しているようです。

コガタスズメバチは、一見するとオオスズメバチに似てますが、大きさは一回り小さく、

顔の形が多少違います。また、習性的には、攻撃性の強いオオスズメバチと違い、比較的

おとなしいようです。しかし、スズメバチには変わりありません。要注意です。

コガタスズメバチ
コガタスズメバチ

カマキリもまだいました。このカマキリはチョウセンカマキリという種類でです。普段

見かけるカマキリの種類としては、オオカマキリ、チョウセンカマキリ、コカマキリ、

ハラビロカマキリの4種、前の2種は大型種で、後の2種は小型種です。大型種では

チョウセンカマキリが多く、一般的にカマキリというとチョウセンカマキリを指します。

オオカマキリはチョウセンカマキリよりも胴の部分が太く、がっしりした感じです。

コカマキリは小さい茶色のカマキリでカマの部分に黒と白の帯斑があるのが特徴です。

ハラビロカマキリは名前の通り、腹が他の種よりも幅広く、ずんぐりむっくりしてます。

今度、カマキリを見たら、よく観察してみてください。

チョウセンカマキリ
チョウセンカマキリ