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「第18回 トゲソの観察会」のご案内

こんにちは~

「第18回 トゲソの観察会」のご案内です。

日時:平成26年4月29日(祝日・火曜日)

時間:9:30~12:00(13:00~別イベント)

内容:トゲソの観察、Aコース(近くの川で魚捕り)、Bコース(文化講演会)

参加費:500円(保険代込み・児童は参加費無料)

昼食:弁当を斡旋(先着順50食・要予約)500円

詳細は当会ホームページをご覧ください。http://www.geocities.jp/gosentogeso/



私が、このトゲソの保護活動に参加してから16年、長男を抱っこしながら、地元の方の

説明を聞いていた覚えがあります。それが、もう16年。ん~長かったような、短かったような?

ここ2、3年でトゲソは激減し、危機的状況に陥ってます。昨年からできるかぎりの対策を講じて

ますが、ごこまで効果がでるのか?今年も、地道に保護活動(増殖)を続けていきたいと思います。

第18回トゲソの観察会チラシ表  _PAGE0000

第18回トゲソの観察会チラシ裏-決定  


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観察会でウナギ!!

昨日、信濃川の河川公園内にあるビオトープで観察会がありました。この河川公園には水生植物、

魚類、水生昆虫などが生息できるように2つの池(ビオトープ)が創出され、適切な管理により

比較的良好に維持されています。そこの池および周辺で自然観察会が開催され、私は一応、講師

として参加させていただきました。

s全景1
ちょっとヒシが多すぎですが、これから除草するそうです。除草しないと、池一面、ヒシに
覆われて、池の中が無酸素状態になり、魚類や水生昆虫が死んでしまいます。


観察会の内容は、池周辺にいる昆虫(トンボ中心)採集・観察、池の中にいる魚類の採集・

観察です。まず初めにトンボの採集を行いました。トンボと言っても、様々な種類がいます。

ここに生息しているのは、イトトンボ科の仲間(オオイトトンボ、クロイトトンボ、キイトトンボ、

セスジイトトンボ、アジアイトトンボ)、ヤンマ科の仲間(ギンヤンマ、クロスジギンヤンマ)、

トンボ科の仲間(ショウジョウトンボ、シカラトンボ、コフキトンボ、チョウトンボ)、

カワトンボ科の仲間(ハグロトンボ)など。イトトンボは小さくて動きがゆっくりなので、参加

してくれた子供達も捕まえることができました。一方、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ

などは動きが早くて子供も大人も捕まえることができませんでした。捕まえたトンボは実際に

手に取ってもらい、特徴を見ながらじっくり観察しました。次は待ちに待った魚捕り。池には

前日から小型定置網を2個仕掛けてあり、また観察会の前に、参加者でカゴ網を仕掛けておいた

ので、早速その仕掛けをあげてみました。カゴ網には、モツゴ、タモロコ、タイリクバラタナゴ、

ヌマチチブ、オイカワ、メダカ、ギンブナ(幼魚)、ニゴイ(幼魚)など小型の魚がたくさん

捕れました。そして定置網をあげた瞬間、なにか大きな魚がうごめいています。よう~く見ると、

なんと「ウナギ」でした!!

sウナギ
ウナギ!!食べたかった~


それには子供も大人も大興奮。私も興奮してました。普段、魚類調査をやっていても数年に

1回くらいしか捕れません。そういう意味では数もかなり少ない魚です。

捕れた魚は大きなプールに入れて、金魚すくい状態で観察しました。観察といっても、子供達が

気に入った魚を捕まえて、「これなに?」って聞かれたことに対して説明するくらいでした。

ウナギは子供達みんなに触ってもらい(ウナギには迷惑ですが)、ぬめりを感じてもらいました。

このぬめりがすごくて、子供も大人もしっかり掴んで持ち上げた人はいませんでした。大人は

みんな「このウナギ食べたいね~」と私も含めて言ってましたが、数も少ないので、名残惜し

くも、他の魚と一緒に池に帰しました。参加してくれた子供達はトンボや魚を見て目を輝かせて

いました。最近の自然観察・学習などがあっても、手に触れる機会がないように思います。

今回のように、ウナギさんにはちょっとかわいそうなことをしましたが、実際に触ってみて、

感じることが環境学習、将来の自然保護などにつながっていくような気がします。

s観察会
観察会の様子

s魚すくい
金魚すくい状態

sニゴイ
ニゴイ(コイ科) コイに似ているからニゴイです。

sタイリクバラタナゴ♂
タイリクバラタナゴ(コイ科) 中国原産の外来種、オスは繁殖期になると体の一部が
バラ色に染まります。

sオイカワ
オイカワ(コイ科) もともと西日本に魚類、新潟にはアユの放流とともに川に放たれた
国内移入種です。

sギンブナ
ギンブナ(コイ科) もっともポピュラーなフナ。この他に新潟にはゲンゴロウブナ、
キンブナなどが生息してます。ヘラブナとはゲンゴロウブナのことです。

sモツゴ
モツゴ(コイ科) 口が上向きで小さいことから、クチボソとも言われてます。

sヌマチチブ
ヌマチチブ(ハゼ科) ハゼの仲間は腹ビレが吸盤状に発達しているのが特徴です。

sスジエビ
スジエビ(テナガエビ科) 比較的大きくなる淡水のエビ、食用にもなります。