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富山アミザーデサッカー大会に参加してきました!!

こんにちは〜

今年も富山アミザーデサッカー第15回大会にチーム(Palrabox)で参加してきました。

このアミザーデサッカー大会は、老若男女、健常・障がいを問わず、誰でも参加できて

楽しめる、そしてたくさんの人達と素晴らしい交流ができる世界にたった一つの大会です!!

毎年、地元の小中高生、全国の障がい者サッカーチーム、クラブチーム、ボランティア、

ゲストなど大勢の方が参加しますが、今年もゲストとして水沼貴史さん、カターレ富山の

選手、富山一高、地元の中学生、スペシャルオリンピックなどなど、たくさんの方々と

サッカーや交流ができました。

私はこれまで7~8回、参加してますが、今年はいつもとは違う感覚を覚えました。

今年は久しぶりに長男(18歳)を連れて行きましたが、参加者の方から長男に「久しぶり」、

「大きくなったね」、「何年生?」「サッカーやってるの?」など、たくさん声をかけていただきました。

一方、私の方も逆に、参加してくれた子供達に「大きくなったね?」「サッカー上手になったね!」、

そして同世代の人には「お互い年をとったね、若い者には負けられないね~」など声をかけて

ました。

参加者同士が、一期一会ではなく、何回も何十回も参加しており、もう家族的な感覚で

いるんだな~と心の底から実感しました。家族・ファミリーだからこそ、互いのことに

気をかけ、いたわり、そして一緒に楽しみたいと思うのかな?そして、来年も家族の元に

戻ってくること、再会を願ってお別れする。そんなことを感じました。

アミザーデは家族そのもの。

また、来年、互いに成長した姿を家族に見せることができればと思いました!!

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サッカーが好きなら、誰でも一緒に楽しめる、これがアミザーデ!!

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応援にも熱が入ります。ちょっと恥ずかしがってるかも(笑)

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懇親会で披露する余興の練習

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10時と3時はおやつタイム。この大会はサッカーだけでなく、おやつも充実してます。

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水沼さんから本気のパスを受けてシュートする子供。こんな経験ができる子供は幸せだ。

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大会初日で我がチームPalraboxが1位になり記念撮影!!

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懇親会で第15回記念フラッグをお披露目。なかなかいいね~

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大会3日目、参加者全員で記念撮影
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高校サッカーを見て思うこと

今年の全国高校サッカーの決勝戦は劇的な結末でした。

私の所属するチームは縁あって優勝チームである富山第一と交流があります。毎年、秋に富山で

開催される「アミザーデサッカー大会」で一緒にプレーさせてもらってます。以前紹介しましたが、

この「アミザーデ」はポルトガル語で「友情」という意味で、大会の趣旨は「一人でも多くの

障がい者(児)、健常者が、サッカーを通して、より多くの人と出会い、ふれあい、交流すること

により、互いを理解しあい、認め合いながら交流の輪を広げ、豊かなスポーツライフを築いていく

こと。」です。

この「アミザーデサッカー大会」は障害の有無、男女、老若男女、何も関係ありません。

サッカーを楽しみたい人なら誰でも参加できます。サッカーをしなくても応援したい、手伝いたい人、

そんなボランティアで参加される方々もたくさんいます。そこに、大塚監督率いる富山一高も参加

してます。大塚監督が優勝インタビューで、開口一番、「障害者サッカー」という言葉が出てきた時は、

感動して涙があふれてきました。

その後のインタビューで以下のような大塚監督のコメントが出されました。


――いろいろな人が各選手を育てることに関わるというのは、具体的にどのような形があるのか?

私は教師ではなくて監督なので、まず学校の先生方との関わりがあります。それに、先ほど言った

障害者サッカーの方たちとの関わりがあります。年に1回、夏に色んな地域の障害者サッカーの

人たちが富山に集まって、健常者と入り混じってサッカーを楽しむというイベントがあります。

14年続いています。私たちはそのイベントに参加していまして、当初は球拾いとか、ボール出し

のような手伝いでしたが、昨年からは一緒に試合に入って、松葉杖でGKをやっている人のところに

本気でシュートを打ったりとかいうこともありました。本気で健常者の高校生のトップレベルの子が

障害者と一緒にサッカーができるということで、障害者の方も喜んでくれますし、僕ら健常者が

サッカーをできる喜びを教わることもあります。

そうした取り組みをやっていることで、今回は横浜の障害者のサッカーの人たちからは応援や激励を

いただきました。新潟からは毎日メールをいただきましたし、富山の障害者団体からはミサンガを選手

全員に送っていただきました。そういう人と人との交流で、人間性が育成されていくのかなという風に

思います。それが一部の例ですが、そういうことで人間性を育んでいきたいと思ってやっています。



このコメントを読んでさらに感激しました。

まさしく、おっしゃる通り。監督も選手も、本当に素晴らしいと思います。

私は以前、こんな話を聞いたことがあります。うちのチーム代表が、顔に酷いやけどを負った友達と

一緒に新潟の街を歩いていた時のこと。交差点で信号待ちをしていた時に、バスが横づけになり、

そこにはある高校サッカーチームが乗っていたそうです。そして、代表の友達を見るなり、窓を開けて、

酷い言葉を投げかけてきたそうです。代表は頭にきて悔しくてバスを追いかけましたが、追い付け

ませんでした。単に人を見かけで判断して、悪びれることなく、残酷な言葉を浴びせる。そして、

そこには高校生だけでなく、指導者も同乗していたはず。サッカー(スポーツ)はただ上手いだけで

いいんでしょうか?違うはずです。サッカーをする以前に、みんな1人の人間。内面(心)、人間性が

しっかりしなくては、しっかりした技術が身に着かない。今回の高校サッカーで優勝した富山一高は、

それを自分たちの優勝で示してくれました。こういった考え、指導が全国に広まっていってほしいと

切に願います。

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各障がい者サッカーチーム、富山第一、高岡女子、カターレ富山(J2)などの混合チームで対戦

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アミザーデ・チアリーダーズ

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アミザーデ・ファミリー

アミザーデサッカー大会に参加してきました!!

こんにちは~

今年も富山アミザーデサッカー大会に参加してきました。

アミザーデとは…ポルトガル語で「友情」という意味です。

このアミザーデサッカー大会は、毎年、富山で行われているもので今年で14回目です。

大会の趣旨は「一人でも多くの障がい者(児)、健常者が、サッカーを通して、より多くの人と

出会い、ふれあい、交流することにより、互いを理解しあい、認め合いながら交流の輪を広げ、

豊かなスポーツライフを築いていくこと。」です。

このアミザーデは普通のサッカー大会とは全く違います。それは、健常者、障がい者、大人、

子供、老若男女、国籍、何も問わず、サッカーが好きであれば誰でも参加できます。


大会の運営委員長の岩岡さん(大阪体育大学教授)からは、こんな挨拶がありました。

最近、教育の現場ではインクルージブという言葉が聞かれる。インクルージブとは障害があろうと

なかろうと、あらゆる子どもが地域の学校に包み込まれ、必要な援助を提供されながら教育を受ける

こと。障害があるからといって障害児だけの特別の場で教育を受けるのではないということである。

ようするに障害の有無に関係なく、同じ社会で共に生きていくこと。このアミザーデサッカー大会は、

まさにインクルージブそのものであり、14年前から実施されていることは大きな意義があり、この

素晴らしいサッカー大会を続けていってほしい。そして、この精神が富山から日本、世界に広がって

いくことを望む。(岩岡先生~、違っていたら訂正お願いします。)


今年はわがチームPalraboxのメンバーや家族20人と一緒に参加してきました。去年は長男(高2)

との参加でしたが、今年は三男(小4)との参加。普段はちょろちょろしていて落ち着きのない行動が

目立ちますが、この大会では、自分よりも小さいメンバーの子供達の面倒をよく見て、遊んでくれて、

ちょっと大人の彼を見ることができました。サッカーはあまりしてませんでしたが、子供達で楽しく

遊んでいたようで、子供達でケンカしたり、泣いたりする姿はなく、メンバーからも褒められて

いました。ただ、最後にやっぱりやってくれました。家について荷物を降ろしていると、彼の荷物が

一つもありません。他の車に乗っているかもしれないと思い、メンバーに確認してもありません。

そう、サッカーの会場に全て(バック二つ)を忘れてきたんです。ま、子供達の面倒をしっかり見て

くれたので、怒る気にはなれませんでしたが(笑)。


今年も、昨年に引き続き、サッカークリニックに水沼貴史さんが来てくれました。その水沼さんから

意外な話がありました。昨年の大会の時に、水沼さんは脳に血液が溜まっていて、手術するか迷って

いたそうです。この大会に参加して、いろんな人達(障害を持っていても頑張っている姿を見て)と

触れ合い、手術をして頑張る決意できた。そして手術、6時間の予定が12時間にも及んだが、無事に

成功。今も後遺症は出ていない。みんなに出逢えたことにことに感謝しているとのことでした。

サッカークリニックでは「サッカーの基本をしっかり」というスローガンを掲げてやりました。

水沼さんいわく、基本がしっかりしていないと技術が身に着かず、本当の意味でサッカーを楽しめない。

だから、今回は基本中の基本、ボールを強く蹴ってパスをだし、相手はそれを正確にきちんと止める。

この動作をしっかり練習しよう!!強く蹴る、止めるの基礎練習、それをベースにゴール前でのボール

回し、シュートまで連携した動きをやり、最後に楽しくチーム対抗戦。

夜は水沼さんを囲んで懇親会。水沼さんの過去を面白おかしく話していただき、楽しい時間を過ごす

ことができました。来年以降も特別な仕事、役職についていなければ、参加してクリニックをして

いただけるとのこと。そこには、昨年の思いが強く、今の自分があるのは、この大会のお陰で、それに

感謝し恩返しをしたいと言っているように(勝手に)思えました。本当にうれしい限りです。

水沼さんは、サッカー選手としても素晴らしいのはもちろんのこと、さらに人としても尊敬できる兄貴

のような存在に感じました。主催者である岡島さんも素晴らしい人ですが、やはり、人格者ところには、

同じようにいい人、素晴らしい人が集まってくるのだと実感しました。岡島さん、水沼さんのように、

自分も日々精進しながら、いろんな人と繋がっていけたらと思います。


わがチームには、CP(脳性麻痺)サッカー日本代表がいます。彼は高校出たばかりの18歳。プレーにも

切れがあり、将来が有望視されています。ただ、今まではちょっと自分勝手なプレーやチームメンバーに

厳しく言ったりすることがありました。それが、今回の大会に参加して、ちょっとずつ、メンバーを気に

とめたり、一緒にいいプレーできるように自分から歩み寄る姿が見られました。さらに、ボランティア

活動の話をしたら一緒に行きたいと言ってくれたり、介助の必要な参加者を見て手を貸そうとしたり、

とにかくいろんな人と接したいと言ってました。今回の大会で、彼は精神面で大きく成長できたと

思います。さらに、日本代表に戻った時には、この経験が生かされサッカー選手として大きく世界に

羽ばたいてくれることを楽しみにしたいと思います。


毎年、この大会のために、たくさんの地元のボランティアが参加・協力してくれてます。今年は、初めて

地元のJ2カターレ富山の選手、スタッフが参加してくれました。その他、呉羽中学校サッカー部、

高山商業女子サッカー部、富山一高サッカー部など本当に多くの人達が参加してくれました。そして、

最後の日は、みんな障害の有無、老若男女、所属など全く関係なく、一緒にサッカーをすることが

できました。おそらく、参加者みんなが楽しくサッカーができる大会は他にありません。この素晴らしい

サッカー大会が永遠に続けていけるように、自分達もできることを考えながら、来年以降も参加したい

と思います!!

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脳性まひサッカー日本代表と強化試合を行いました!!

4月28日(日)に、私が所属するサッカーチームが、脳性まひ日本代表と強化試合を行いました。

その様子が、4月29日(月)の新潟日報に掲載されましたので、その記事を紹介します。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~以下、新聞の記事~~~~~~~~~~~~~~~~~~

合宿のため、来県している脳性まひ日本代表と新潟市の障害者・健常者混合チームPALRABOXの

強化試合が28日、聖籠町の新潟聖籠スポーツセンター「アルビレッジ」でお紺われた。陽光の

下、両チームの選手たちはボールを激しく奪い合い、心地よい汗を流した。

日本代表は脳性まひ者の7人制サッカーでパラリンピック出場を目標に活動。7月にスペインで

開かれる世界選手権を前に、27日から29日まで、強化練習と代表選考を兼ねて新潟市などで

合宿を行っている。

強化試合を受けたPALRABOXは、元日本代表で主将を務めた大橋佳介さんが代表、監督として

率いている強豪だ。「われわれは仮想敵のスペイン役を務める。絶対に手を抜くな」と大橋

さんがげきを飛ばした。

試合は公式ルールと同じで前後半とも30分。双方がパスをつなぐサッカーを意識し、ボールを

奪い合った。コーナーキックやフリーキックから次々とゴールし、点を取り合う展開に。5対2で

PALRABOXが勝利した。

PALRABOX出身で、今回日本代表に入っている尾崎央登さんは「実力不足を感じた。もっと練習

して世界選手権でプレーしたい」と力を込めた。日本代表の芳野竜太主将は「相手がいいチーム

だったので、自分たちの課題もよく見えた。さらに練習に打ち込みたい」と感謝していた。

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この試合の様子は、5月3日(金)18:15~ UX-TV(新潟)で放送されるそうです。

また、PALRABOX代表の大橋も自身のブログで熱く語ってますので、是非、ご覧ください。

(大橋のブログ):Kei 10 ~いま、この瞬間を大切に生きるために~
                      http://blue.ap.teacup.com/kei10/



10分しか出場してませんが、新聞にデカデカと写ってしまいました(笑)。私は12です。

おめでとうアルビ! おめでとうヒッサ!!

おめでたいニュースが2つあります。


一つ目、新潟の誇り新潟アルビレックス(サッカーJ1)の残留が決まりました!!

最終戦で勝って、かつ上のチームのガンバ大阪とビッセル神戸がともに負けか引き分けという

3つの条件が整わないと残留がないという状況の中、奇跡の残留を決めてくれました!!


二つ目、わがサッカーチームPalraboxの若きエース、ヒッサがCP(脳性まひ)サッカーの

日本代表に選出されました。パオパオ~。現在のチーム代表も以前、CPサッカー日本代表、

キャプテンを務めた人物、これから代表の指導も厳しくなると思います。頑張れ、ヒッサ、

チーム一丸となって応援するよ!!


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CPサッカー日本代表に選出されたヒッサ:現役高校生

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ミニゲームの様子

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最後に記念撮影